第47回全日本選手権競走(SG) 埼玉:戸田競艇場
(平成12年10月9日第12R 優勝ハイドロ 1800m)
着 | 枠 | 選手 | 出身 | 年齢 | 進入 | 展示タイム | スタート | タイム
|
---|
1 | 1 | 池上 裕次 | 埼玉 | 36 | 1 | 6.54 | 0.12 | 1分46秒5
| 2 | 2 | 植木 通彦 | 福岡 | 32 | 2 | 6.52 | 0.13 | 1分48秒6
| 3 | 6 | 服部 幸男 | 静岡 | 29 | 5 | 6.59 | 0.09 | 1分49秒5
| 4 | 5 | 高山 秀則 | 宮崎 | 51 | 6 | 6.49 | 0.09 |
| 5 | 3 | 安岐 真人 | 香川 | 55 | 3 | 6.51 | 0.15 |
| 転 | 4 | 川崎 智幸 | 岡山 | 33 | 4 | 6.52 | 0.08 |
|
連勝単式1−2 730円(2番人気)
単勝式1番330円 複勝式1番160円 2番150円
決め手=抜き
第47回全日本選手権競走レース実況中継
なぜか今日、一番競走水面が明るくなりました。
あと84日でくる21世紀は癒しの時代と言われています。
激動の20世紀、伝統のタイトル。
最後のダービー王を手にするのはいったい誰でありましょうか。
いよいよファイナル、頂上決戦優勝戦です。
1号艇は地元のエースが埼玉勢20年ぶりのSGタイトルにチャレンジです。
埼玉、池上裕次。
2号艇はいつでも話題の中心。艇界一視聴率を稼げる男が3年4ヶ月ぶり
Vを目指します、福岡、植木通彦。
3号艇は、ここ一番の底力は計測不能、
SG最年長Vをにらむ達人は香川、安岐真人。
4号艇は、イーグルの韋駄天が充実の秋に大輪満開か。岡山、川崎智幸
5号艇は、存在感にじみ出る攻撃力。名人が今一番欲しいのはこの冠です。
宮崎、高山秀則。
6号艇は、メンタルコントロールがうまくなりました。
出るか?究極のビリヤードターン、静岡、服部幸男。
以上6人によって、最終12レース、
20世紀最後のダービー王を決める戦いが始まります。
イン戦もちろん受けてたちます、1番の池上。
2番の植木も2コースにすわりました。
そして3番の安岐も3コース、枠を主張しました。
さぁ、3コースにはいると思いきや6番の服部、後方下げていきました。
4番の川崎がカド受けという形になったようです。
そして6番の服部、5番の高山、助走をつけてまいりました。
さぁ、10秒切りました。静かな競走水面がうなります。
進入体系インコースから、1番、2番、3番、4番、6番、5番で
優勝戦、スタートいたしました。
アウトコースからダッシュをつけていきました、4番の川崎、6番の服部、
まずは内側飲み込みにかかるか1マークの攻防。
1番の池上が張る!4番の川崎が差してくるバックストレッチ。
スタートは全艇正常!
なぜか川崎にスポットライトが浴びるように明るくなってまいりました競走水面。
4番の川崎が先行体勢、1番の池上が2番手。
外へもちだした6番の服部、そして5番の高山が上がってくる1周2マークの攻防。
4番の川崎がホームストレッチへ。突進アタックは5番の高山。
そのふところから1番の池上が差してくる!
さぁラップ状態か?さぁラップ状態か?
1番の池上か?4番の川崎か?
ラップ状態で2周目に入りました。
死闘がいよいよ始まります、20世紀最後のダービー王はいったい誰になるのか!
1番の池上か?あるいは4番の川崎か?
川崎が握ってくる外へ飛んでいく、小回りは1番の池上、地元の雄がうなるか?
1番の池上か?4番の川崎か?
まだまだわからない、伸び比べ1艇身リードは1番の池上。
追走するのはピッタリマークの4番の川崎。
さぁ2周2マークの攻防へと移ります。
1番の池上、ここをうまく廻ればという感じか。
4番の川崎が気合いの全速ターン!気合いの全速ターン!
またまた艇を並べたか?またまた艇を並べたか?
20世紀のダービー王を決める戦いはあまりにも壮絶!
レースは最終周回へと入りました。
インに1番の池上、アウトコースに4番の川崎、
さぁ、ほとんどラップ状態、最終1マークの攻防。
1番の池上、ウチを絞める。
外握ってくる4番の川崎、スピンターンで振り込んだ!
1番の池上、20年ぶりに埼玉にダービー王の栄冠を持ってくるか!
(審判長)「4番、失格!」
何度もそれを見ている1番の池上。
4番の川崎智幸は最終1マーク転覆のために失格となりました!
1番の池上、さぁラストコーナーの攻防!ラストコーナーの攻防!
文字通り実力日本一、艇界ナンバーワンを決める一戦。
気がついたら地元の雄が、池上裕次が、踊るようにして、
あと40メートル、1番の池上、ゴールイン!
|