なべちゃん、おめでとう。やっと最後の一冠が取れたね。自分
の事のようにうれしいわ。今年のクラシック戦線では常に人気を
背負い、相当のプレッシャーがあったと思う。周囲の雑音も気に
なりながら、その重責を立派に果たした。これで彼も相当な自信
がつき、来年は大きく飛躍する年になるだろう。トップロードを
追いかけ続けた俺も、やっと面目躍如というところかな。今後の
路線が気になるが、人馬共しばらくは追い続けるからね。本当に
おめでとう。
　さて今週は、今年の牝馬ＮＯ．１を決めるエリザベス女王杯。
先週の菊花賞と同様、今週も３強対決と呼ばれているが・・・・。
今年のこのレースは、その古馬３強に秋華賞組の４歳馬がどう立ち向かうか、そこが焦点だろう。俺の
結論は、『４歳馬は必要なし』である。力関係だけでいけば、今年の４歳馬のレベルは高いと思う。さ
らに、今年はその秋華賞組から、上位馬が続々と出走してくる。勝算があってのことだろうが、問題は
ここに来るまでのローテーションである。２，０００ｍを激走したあと、中２週で２，２００ｍのレー
ス。やはり牝馬にすれば過酷な条件であろう。例年４歳馬はそこそこ人気するのだが、３着が最高と言
う結果が出ている。やはりその辺が大きく影響しているのではないかと思う。したがって、基本的には
４歳馬は押さえでいいだろう。とすれば今年は１８頭中８頭が４歳馬なので、１０頭の中から勝負すれ
ば良いこととなる。これで予想が楽になったね。
　では、その１０頭の中から俺は３強の一角を形成しているエリモエクセルで勝負する。何よりこの馬、
先ほど言ったローテーションが最高である。一走毎の好走、京都芝での連対なし、外枠発走と不安材料
も多いが、今の出来ならそのあたりを十分克服できると見る。前走府中牝馬でも万全の体調でないにも
かかわらず、３３秒台の脚で馬群の真ん中を突き抜けてきた。今回は更なる上積みを含め、絶好調の出
来。不安は何もない。例年過去のオークス馬が連絡みしており、今年はエクセルの番だ。幸い３．４番
人気になりそうで、配当的にもおいしい。ここで、一発勝負やな。
　対抗にはこちらも一昨年のオークス馬メジロドーベル。前走毎日王冠では６着と惨敗したが、勝ち馬
グラスワンダーとは０．６秒差。悲観する内容ではない。牝馬同士のレースでは実に９割近い連対率を
誇っているはず。さらに、同厩舎の逃げ馬メジロビクトリアを餌に出走させ、楽な展開を作り出してい
る。また、６枠というのも理想的で、先週のトップロードのような競馬となるはず。一度叩かれた効果
も歴然で、前進あっても後退なし。
　単穴には、ファレノプシス。昨年の２冠牝馬だが、今年はさらにパワーを付けた。おそらく現在豊が
乗ってる馬の中では、一番強い牝馬だろう。３ヶ月弱レースから遠ざかっているのが、どうでるかだが、
そこは一流馬。さほどマイナス材料にはならないか。おそらく一番人気は間違いないので、この馬がぶ
っ飛べば高配間違いなしやねんけどな。そこに期待します。やはり３強が強そうやね。３頭のボックス
を保険にして、穴馬をちょこっと買う。それが無難やろな。
　その穴馬１番手には、距離が不安視されている、エガオヲミセテ。穴っぽくいくのなら、この馬から
上位３頭へとも考えていたほど。前走朝日ＣＣ、前々走マーメイドＳを見る限り、あと一ハロンは何と
か持つのではないかと思う。鞍乗も名手蛯名。枠順も理想でうまく乗れば２着に残りそうな気がする。
人気を落とした頃にやってくる、この馬のパターンやね。
　あと、押さえに人気薄の一発屋ナリタルナパークと、これが引退レースとなる昨年の２着馬ランフォ
ザドリーム。
　最後に展開利を考慮して、４歳代表格ヒシピナクルに一応注。

大外一気の切れ脚、期待してるで。