どっちが強いのか？そう今週のマイルチャンピオンシップの事
や。言わずと知れた現在マイル界ＮＯ．１の座に君臨しているエ
アジハードと素質馬と言われながら、今までＧ１の勲章がないブ
ラックホーク。この２強対決が今週の見所やね。前売りオッズを
見る限り、ジハードの方が完全に抜けているといった感じ。とな
ればやはり、ホークの方に食指が沸くのは俺だけではないやろ。
ジハードが昨年のタイキシャトルほどではあるまいし、オッズほ
ど実力の差があるとは思えん。なら、配当的に見ても、楽しみは
ホークの方にあるで。したがって、俺はブラックホークで勝負す
る。前走スワンステークスではけた違いの強さを見せた。ここへ来て完全に一年前の、いや、それ以上
の状態に戻った。昨年の安田記念でもあのシャトルに次いで２番人気に支持されたほどの素質馬。あの
ときは１１着に敗れたが、道悪がすべてという敗因も明らかである。しかし、今週は絶好の馬場コンデ
ションで十二分に実力を発揮できる。スワンＳ組が好結果を出しているデータも後押しし、好レースが
期待できる。鞍乗豊はテン乗りだが、そこは一流ジョッキー、ここらで何とかしてくれるやろ。又、自
在に立ち回れるのも好材料で、４コーナーで５番手以内につけていれば連は確保できるはず。１番人気
がすべてぶっ飛んでいるこの秋のＧ１戦線、今週もその流れに期待しようぜ。
　対抗には、素直にエアジハード。シャトル引退、さらにグラスがいない現在、押しも押されぬマイル
界のチャンピオン。本当に強くなった。マル外が活躍する中、内国産の意地を見せつけている。この春
の安田記念でも対抗に推し、見事あのグラスに勝ちきった。鞍乗蛯名が敵であるホークの事をすべてわ
かっているのも強み。あっさり勝たれてもしゃあないな。あえて、死角をほじくるのなら、初の京都コ
ース、輸送で入れ込む心配がある、この後の海外遠征が大目標で、大事に乗りすぎる等が考えられるが、
そんなん関係あらへんかな。１番人気馬がもっとも活躍するこのレース、今年も堅く収まるんかな。
　やはりこの２強対決の線が太いが、ここに割って入るとすればキョウエイマーチ。出来に関してはこ
こ最近ではピカ一。逃げ馬には不利なこのレースだが、一昨年でも２着に粘っている。今回は単騎逃げ
が見込まれ、展開的に最も有利。他馬が激しく競り合わなければ、しぶとく粘り込めるだけのスピード
は十分ある。３年目の正直で一泡吹かせるか。馬券はこの３頭のボックスを厚めにいってみよ。
　あとヒモ候補には、前走セントウルＳで強い勝ち方をしたが、人気のないエイシンガイモン。確かに
セントウルＳ組は、過去に３着が最高といった悪いデータしかないが、このところのレースぶりは非常
に安定している。芹沢とのコンビも合っているみたいで、今回何とか２着に食い込めないか？
　押さえには、今回やっと走る気を見せたキングヘイローと一度使った上積みで粘りがましそうな昨年
の２着馬ビッグサンデー。さらには鞍乗ロバーツとの相性がいいニッポーアトラスまで。ジハードが飛
ぶことを期待して、ホークから手広くいきますわ。

豊、ここで何とかせな男がすたるで。