中山5回第8日 9R
第44回有馬記念〜グランプリ〜(G1)
平成11年12月26日(日)発走15:20 サラ系4歳上 オープン 馬齢 芝2500m
   福田   武田   満濃本誌佐
々木
枠番馬番馬名性齢重量騎手名全芝成績
× 1  1ナリタトップロード牡4 55渡辺 4・3・2・0
    2 2スエヒロコマンダー牡5 57後藤 6・6・7・15
 3スペシャルウィーク牡5 57武豊 10・3・2・1
     3  4ユーセイトップラン牡7 56松永幹7・1・3・18
 ×    5ステイゴールド  牡6 56熊沢 3・10・7・11
   × 4  6シンボリインディ 牡4 55横山典4・1・0・0
   7グラスワンダー  牡5 57的場 8・1・0・2
     5  8インターフラッグ 牡7 56岡部 7・5・2・22
 ×    9フサイチエアデール牝4 53福永 3・6・0・4
  6 10ツルマルツヨシ  牡5 57藤田 4・0・1・2
××× 11テイエムオペラオー牡4 55和田 3・3・2・0
     7 12ファレノプシス  牝5 55蛯名正5・1・1・4
×  13メジロブライト  牡6 56河内 8・8・3・4
     8 14ゴーイングスズカ 牡7 56芹沢 4・3・1・11
    15ダイワオーシュウ 牡6 56柴田善3・4・1・4

くわしくは主催者発表のものでご確認ください。
深田恭子 佐々木敏守のG1競馬キャラクタースクープ情報!

G1競馬キャラクター 12月26日(日)
発行所:
モーニングプロダクション
佐々木敏守オフィス
トシさんの1万円馬券勝負! ターフの魂
Q&A、記者の予想成績 佐々木敏守写真集
壁紙に使って元気1000馬力
佐々木敏守のワイドで勝負!
 『馬鹿によく見える』で親しまれたあの競馬の神様、大川慶次
郎さんがこのたび亡くなくなりました。本当に悲しい出来事です。
伝説の12R全的中で一躍有名になったあの方が、この20世紀
最後のメモリアルレースを見ることなくこの世を去っていきまし
た。どれだけこのレースを見たかったか。『神様の分まで………』
と言う使命に駆られ、胸の詰まる思いがします。競馬界にとって
本当に惜しい人を亡くしました。ご冥福をお祈りいたします。
 さて、気持ちを切り替えて、今世紀最後のビッグレース、有馬
記念の予想に入ろう。まず、これまでの俺の1年間の結果を整理
すると、フェブラリーSからスタートして、20戦8勝と勝率は
4割をキープしているが回収率はそれほど伸びていない。やはり、的中率重視である本誌の宿命か。し
かし、このままではいかん。最後に何とか一発ねらいたい。そこで本命に推したのが、メジロブライト
である。寒い時期に調子を上げてくるこの馬、この秋シーズンでは一番の出来に仕上がった。前走天皇
賞は全く競馬をしておらず、余力十分。秋3走目のここでピークを迎えた。昨年のこのレースでも本命
にし、人気薄のグラスが頭で、40倍の高配をプレゼントしてくれた。昨年は確か3番人気?今年はさ
らに人気を落とすんちゃうやろか。中山も5戦4連対と相性よく、スローペースで瞬発力勝負になれば、
連は死守してくれる。さらに、あの亡くなった大川さんのエピソードで、何年前の有馬だったか、アナ
ウンサー席で『ライアン、ライアン』と叫んだ言葉が日本国中に流れた。そのライアンの一番出世息子
がこのブライトである。確かそのときのライアンは2着。なんか、因縁を感じるな。ひょっとしたら大
川さんは、この有馬の勝ち馬を死ぬことによって伝えてくれたのかもしれんで。(そんなことあるかい
な?)
 対抗には、これも今年お世話になったナリタトップロード。菊花賞ではほんと予想した展開通りの競
馬をしてくれた。鞍上渡辺君もこの馬で自信がつき、また一回り大きくなった気がする。今週の動きも
抜群で菊花賞当時を上回る出来や。この馬も秋3走目でピークか。古馬との力関係は未知だが、きっと
好勝負になるはず。このところ5年で4勝と4歳馬の活躍が目立つこのレース。この馬も例外ではない。
展開が向きそうなだけに、菊花賞の再現も十分あり得るで。でも気になるのが天気。なんか、土曜日あ
たりから雨の予報。馬場が渋るとよくない馬だけに、心配の種は天気だけやね。本来は本命を打とうと
思っていたやけど、そのあたりを考えて対抗に落とした。
 単穴にはやはり実力、人気とも1番のスペシャルウィーク。追い切りは動かなくなってきているが、
前走、全前走も同じやった。でも勝つんやからやっぱ強いんやろ。ただ気になるのは、秋のローテーシ
ョン。みんなも知ってると思うが、天皇賞、ジャパンカップと出走してきた馬は、ほとんど有馬では走
らない。やはり激戦の強者と戦ってきた疲れがここで出るんやろな。特に好走してきた馬にそれがいえ
る。昨年のグルーヴもそうやった。グルーヴとスペシャルは違うと言ってしまえばそれまでやが、やっ
ぱ気になる材料には違いない。さらに、このローテーションできて連を死守した馬の秋初戦は皆、長い
休養明けであった。この点でもスペシャルには不安や。ピークは前走のジャパンカップやったような気
がするけどな。でも、その不安を乗り越えてこそ、真の王者。『やっぱスペシャルや』とうならせてほ
しいけどな。したがって、馬券はこの3頭のグリグリを大本戦。馬連、枠連、ワイド総取りや。
 4番手には、本来なら1番人気になってもおかしくない実力馬グラスワンダー。ただ、今週の動きを
見ているとやはりまだ完調に至っていないか。体にも余裕があり、この最後のひと追いでガラッと変わ
るかどうかが勝ち負けにつながる。昨年も最後のひと追いで一変したようにどう変わってくるかが見所
や。エルコンドルのいない今、丸外最強馬は間違いなくあんたやで。
 あと押さえに、中山2500mが最も適してるんちゃうかなと思うテイエムオペラオーと、ほんと不
気味な藤沢厩舎のシンボリインディの4歳馬2頭。オペラオーはこのレースに出そうかどうか迷ってい
た。やはり、疲れを心配したんかな。でも、皐月賞1着、ダービー3着、菊花賞2着馬がそんなこと言
うとったらあかん。トップロードから物差しを計れば、対抗でもおかしないで。シンボリは『何で出て
くんねん』ちゅう感じや。NHKマイルCの勝ち馬で、俺もこのとき本命を打ってガッツポーズをさせ
てくれた馬。長期休養明けだが、以前よりパワーアップした今、距離は持つはず。なんせ、藤沢厩舎。
出すからにはこのレースに照準を絞ってきたはずや。全く勝負になれへんか、どっちかやろな。さらに、
実質的にスペシャル、ブライトに先着しているツルマルツヨシに注。前走天皇賞では2番人気やで。忘
れるのは早過ぎるやろ。大物食いの一発ありや。
 まあ、有馬は今年最後のお祭りや。いつも言うように勝った負けたではなく、好きな馬を応援しよう
や。それで負けたらしゃあないやん。1年間のお礼を込めてJRAに寄付しましょ。

大川さん、『ライアン、ライアン』を『ブライト、ブライト』に変えて、天国から声援してね。

みなさん今年1年間G1競馬キャラクターのご購読ありがとうございました。私個人的にはいろいろあ
った、激動の1年間でした。みなさんはどうでしたか?よい年と言えましたか?この有馬記念予想を持
ちまして、しばらくの間G1競馬キャラクターはお休みいたします。また、春にお会いできることを楽
しみにしていますので、モーニングプロダクション共々、可愛がってやってください。
 本当にありがとうございました。
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Produced By 佐々木敏守(#1) E-Mail:Chara-Super!
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