本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、シスターHIROMI(保険)、西口舞裸 |
2001年10月12日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1997/02/04 |
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みなさん、G1予想では一週間ぶりのご無沙汰でんな。ちょっ と一休みできたと思ったら、またすぐに始まる。嬉しいような悲 しいような、まあ、これから有馬記念までの約2ヶ月間連戦が続 きますが、また俺と一緒に楽しみましょ。 さてその連戦第一弾は『秋華賞』。過去5年間で4回の万馬券。 一昨年は乱ペースで、後方強襲の人気薄2頭で9万馬券。昨年は 一転して先行した馬で決まり3万馬券と今や荒れる競馬の代名詞 となったこのレース。はたして今年はどうか?俺が思うのには、 過去4年の万馬券時は確固たる中心馬がいなかったような気がす る。それが証拠に堅く収まった4年前は、後に名牝となったドー ベルとキョウエイマーチがワンツーフィニッシュ。やはりそれなりの馬は結果を出してくるんちゃうか なちゅう感じはするね。となると今年は大きく荒れる要素は少ないような気がするし、とんでもない馬 同士で決まる公算は非常に低いと思う。あえて狙うならばヒモ荒れを期待した方がよさそうやね。と言 う事は今年のメンバーでその名牝に値する馬がいてるんやな。そうテイエムオーシャンや。どう考えて もこの馬は強い。たしかにオークス以来の競馬、折り合い面、展開などいろいろな課題は多いが、それ を克服するだけの器を感じるね。オークス以来ここを目標に乗り込まれてきており、仕上がりに関して は文句なしや。好位で取付ける2枠も良いし、4コーナーを向いた地点でアッサリと前の馬を捕らえる はず。そこまでくればあとは短い直線を味方にして粘りきるという図式が目に浮かぶ。何とか俺の読み 通りの展開になってくれへんかな。 オーシャン以外の軸馬が見あたらんので、ここは2着争いに徹したい。対抗にはそのオーシャンの直 後で競馬しそうなノブレスオブリッジ。体が戻った前走ではしぶとい競馬で一変。どういった展開でも 自在に競馬できるところが魅力で、京都2000mにはピッタリの感じがするね。 3番手には最後の最後まで本命にしようかどうか迷ったローズバド。叩かれた効果は歴然で確実に最 後は外から飛んでくるやろ。問題は京都内回りでその脚がとどくかどうか?俺の今回の見立てはやはり 前で競馬する馬の方が有利と考えており、その点で一枚割り引かざる得なかった。実力は認めるが展開 面で評価を落とした。 あとオークス馬のレディパステル。この馬も人気が示すように怖い1頭。オークスはデザーモの力で 勝ったような気がするので、ここが真価を問われる一戦。陣営も自信満々で2冠の可能性は十分あるね。 穴はハローサンライズとアドマイヤハッピー。共に前で競馬する馬でコースを味方にしてアッと言わ せてくれへんかな (佐々木敏守=フリーライター) 本田よ、自信を持って自分の競馬をすれば大丈夫や!! |