本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、シスターHIROMI(保険)、西口舞裸 |
2001年10月19日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1997/02/04 |
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先週の秋華賞、やはり堅く収まりましたな。やっぱ強い馬は強 い。その一言のレースやったね。心配していた距離の壁も全く感 じず、あと2ハロンまでなら十分走れるやろ。この先どういった 路線を使ってくるかわからんけど、間違いなく今後のさらなる活 躍が期待できますよ。暗い話題の多いJRAに久々に明るいスタ ー候補生が誕生したね。 さて今週は『菊花賞』。先週と同じく今週も今後のJRAのス ターになれるだけの候補生が出てくるね。そうジャングルポケッ トや。この馬も先週のオーシャンと同じくらい、現在の3歳馬の 中では抜けた存在ちゃうかな。どう考えても強いよ。本来なら先 に引退したアグネスタキオンとの一騎打ちを拝める予定やったんやけど、残念ながらそれは実現しなか った。そうなれば、やはり主役はこの馬ちゅうことになるやろな。前走の札幌記念では、不覚にも3着 という結果やったけど、これは調整不足のうえ小回りコースなど原因がはっきりしているよね。今回は 一度叩かれて、舞台も淀に変わり確実に上昇や。スタートの悪さは未だ解消できていないが、3000 mの長丁場ならそんなに心配することもない。折り合いさえついて自分の競馬をすれば、最後はキッチ リと1番でゴール板を駆け抜ける。何と言っても今年のダービー馬、恥ずかしいレースをするようなこ とがあってはならない。したがって馬券は先週と同様ヒモ探しでええやろ。 対抗には鞍上に期待して、ダンツフレームを抜擢する。個人的にはあの体型を見る限り、ステイヤー とは思えず距離の心配はあるが、そこは鞍上豊の腕で解消できる。前走神戸新聞杯はプラス10kgが ひびき、ゴール前で脚が止まってしまったが、今回はキッチリ絞れてくるはず。480kg前半ならば 十分勝負になるやろ。やっぱ菊花賞は騎手やちゅうとこを見せてくれるかも。人気しても押さえておく 必要はあるで。 3番手には未知の可能性を秘めたサンライズペガサス。前走も▲をつけてそこそこおいしい配当をも ってきてくれた。血統的に見てもサンデーにブライアンズタイムと大舞台で底力を発揮できる可能性は 十分秘めてるしね。今週の追い切りでも更なる上昇を予感させる動きを見せ、上り馬らしい一発を感じ るよ。 問題は4番手評価に下げたエアエミネム。確かにこれまでの4連勝の勝ち方は強い。まして前々走で は今回の主役ジャングルポケットをも敗っている。しかし、俺は距離を一番心配するね。いくら母系の 血が濃いと言っても父がデインヒルや。母系のアリシーバの血をもってしても、2400mまでが限界 ちゃうの?さらにエアの冠が気になるわ。大一番で詰めの甘さが出るよな。GⅡまでなら強いんやけど、 GⅠになれば3着止まり、てな事が考えられるよ。エアダブリン、エアデジャヴーあたりがそれに該当 するよな。来年は海外で活躍ちゅうようなことがおきてるかもしれんけど、現段階ではこのあたりの評 価にとどめておきたいね。まあ、終わってみればあっさり勝たれてるかもしれんけどな。その時は素直 にゴメンなさいするよ。 あとヒモ荒れを期待して、小牧騎乗のメイクマイディと距離が伸びて最も力を発揮しそうなマンハッ タンカフェの関東馬2頭を穴で押さえる。このレース結構関東馬が2着に絡んでくるからね。ひょっと したら高配もってきてくれるかもね。(佐々木敏守=フリーライター) ジャングルよ、俺が一番強いんや!ちゅうとこ見せてくれ。 |