本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、シスターHIROMI(保険)、西口舞裸 |
2001年10月26日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1997/02/04 |
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「何ちゅうレースや」。そう先週の菊花賞のことや。ある程度 のスローペースはみんなも予想してたと思うけど、あそこまで遅 くなるとわな〜。ミッキーも角田も何してんねん、ほんま。ちょ っと下手すぎるんちゃう。まあ、ミッキーがあと少し早めに動い たら、おそらくジャングルとダンツに差されてたやろうけどな。 勝ったマンハッタンカフェには悪いけど、素直に祝福でけへんわ。 当然予想の方も当たるわけないし、何とも納得いかんレースやっ たよ。 気を取り直して今週は古馬中距離の最高峰『天皇賞』。クロフ ネが外国馬の枠から除外されたのが非常に残念。この馬が出るの と出ないのではほんとレースの面白みが全然違う。みんなもそう思うでしょ?JRAも売上げ下がって んねんから、もう少し考えろって感じやな。まあ、俺が言っても仕方ないけどね。となると今回のレー スは、オペラオーが現役最強馬に相応しく実力通りの競馬が出来るか?それだけが焦点やね。俺の見解 としては何となく今回はオペラオーが抜けているちゅう感じが薄く、上位混戦ちゅう様な気がするねん けどね。一度叩かれたらガラッと変わってくる馬やけど、この距離、このコースでは絶対とは言い難い。 何かが起こりそうな予感がするね。そこで俺の本命は、そのオペラオーを前走で実質的に負かしたステ イゴールドに期待した。4歳時から常にシルバーホースを命名して既に7歳になったが、1月の日経新 春杯を勝ってから、またまた馬が進化した。ピークは6歳時かと思ってたんやけど、ここにきて更なる 充実期を迎えている。ほんま凄い馬や。確かに人気をすれば大敗、人気薄では連絡みちゅう傾向はある が、今回は鞍上に世界の豊を擁して人気通りの着順が期待できる。おそらく今回は3番人気。というこ とは3着?あかんやん!!でもそこは豊が2着以内にもってきてくれるやろ。幸い枠順も良く、昨年の ような不利はなさそう。豊の腕とステイの頑張りに期待した心情◎や。 対抗、単穴には言わずと知れたテイエムオペラオーとメイショウドトウの2強。本来ならば、どちら かを本命にしないと失礼だが、今回は近走のオペラオーのズブさとドトウの休み明け初戦をあえてマイ ナス材料と判断して、評価を下げさせてもらった。強いのはわかっているので、あっさり勝たれても納 得するよ。おそらくこのレースはステイを含めたこの3強の争い。この中から勝ち馬が出る確率は限り なく高いと思うな。 ただ、これでは馬券的な興味は薄れるので、穴としてこのところの堅実ぶりが評価でき、展開次第で 2着に飛んできそうなロサードとイブキガバメントの橋口厩舎2頭と未知への魅力で、究極の一発屋ア グネスデジタルを高配の使者として押さえておく。この3頭が飛んできたら、ほんとおいしいで。 (佐々木敏守=フリーライター) 終わってみれば、またまたオペラオー、ドトウかもね。 |