本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、hiromi(ネットキャラドル) |
2001年11月9日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1997/02/04 |
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1週間の間が空きましたが、みなさんお元気でしたか?G1が ないと何となく平穏な1週間がおくれるね。まあ、このひと休み も今週で最後や。これからは気の抜けない6連戦が始まるけど財 布の中が空っぽにならないように、がんばっていきまっしょい。 さて今週は最強牝馬決定戦の『エリザベス女王杯』。強い3歳 馬の出走で面白いレースになりそうやね。3歳戦だった6年前ま ではとにかく荒れるレースやったんやけど、古馬混合戦になって からは結構人気サイドで決着している。さらに3歳馬の連対率が 非常に悪いレースでもあるね。(確かフサイチエアデール1頭ち ゃうかな)今年の3歳はレベルが高いが果たしてこの壁を破れる か?このあたりがこのレースの焦点やな。その中から俺はやはり古馬に1日の長があるとみて、豊騎乗 のトゥザヴィクトリーを本命に抜擢した。天皇賞でも豊マジックに期待したんやけど、結果はあの通り。 ここは何とか借りを返してほしい。ダートではあるが、何と言ってもあの世界最高峰のドバイワールド カップの2着馬。国内では実績的にも断然や。確かに甘いところの多かった馬やけど、あのレースで勝 負強さが備わったはず。何とか直線粘ってくれるはずや。今週の追い切りはイマイチやったし、7ヶ月 の休み明けやしと、とにかく不安材料は多いけど、ここは古馬の意地を見せてほしいよ。豊も牝馬G1 でこのレースだけ勝ちクラがない。そろそろこのあたりで結果を出してほしい。 対抗にはここへきてやっと復調してきたティコティコタック。前々走当たりからこの馬本来の動きが 出来るようになり、前走府中牝馬Sで完全に復調したと見ている。そうなればやはりこの馬も昨年のG 1馬。良馬場前提で好勝負は間違いない。幸四郎騎乗に若干不安はあるが、極端な人気を背負うことも ないだろうから、無欲で兄貴を負かす可能性もあるよ。いずれにしても武ドンブリで決まってくれれば ね。 3番手にはひょっとしてらとんでもない凄い馬かも知れないテイエムオーシャン。既に名牝の仲間入 りに顔をつっこんでいる状態だが、ここを勝ってその名を確実なものにするかもしれんね。秋華賞でも 堅い本命と推したほどの強さは健在で、おそらく秋華賞をぶっつけで挑んだのもこのレースを視野に入 れてのことちょうかな。他の3歳馬が秋華賞を目イチの状態で戦ったのとは大きな差があるよ。あっさ り勝たれてもしゃあないな。 あと引退の予想を裏切って挑んできたマルカキャンディ、単騎逃げが期待できるヤマカツスズランの 府中牝馬S組2頭と馬体重が420kgを割らなかった時のローズバドを押さえに。 (佐々木敏守=フリーライター) 豊君、今回は何とかしてちょうだいや。 |