本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、hiromi、西口舞裸 |
2001年12月21日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1997/02/04 |
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いよいよ今年最後のレースとなりました。ここまでの今年のG 1成績は約5割の的中率を確保できているんやから結構ええんち ゃうかな〜。さらにGⅡ、GⅢ、兵庫地方競馬を含めてもかなり の勝率をキープ。個人的には今年の1年は満足しています。みな さんはどうでしたか?まあ、今までが悪くとも終わりよければ全 て良しで、今年最後のレースをキッチリ取って気分良く新しい年 を迎えましょうね。 さて今年最後のG1グランプリ『有馬記念』。毎年いろいろな ドラマが生まれるが、今年はどうか。クロフネ、ジャンポケと強 い3歳馬の参戦がないのは残念だが、その中ではやはり今年のメ ークドラマはこの馬テイエムオペラオーやろ。なんたってこの名馬のラストラン。馬券的な妙味はない が、素直な気持ちで応援してやる必要があるやろな。低迷するJRA人気をこの2年間ずっと支えてき たわけやからね。このところ勝ちきれない競馬が続いているが、この最後のレースだけは本当に何とか してほしい。気になる動きの方は今年一番と言ってもいいほどの仕上がりになったし、賢い馬だけに自 分が何をすれば良いのかよくわかってるはず。『まだまだ走れるで〜』ってな具合に惜しまれて引退し てほしいもの。俺もこのレースでオペラオーと有終の美を飾りたい。 対抗にはナリタトップロード。実は今年を含めてここ3年間の俺の有馬記念での対抗は全てこの馬な のよ。結構個人的な思い入れがあるんやな。しかし結果は全て大敗。馬場に左右される馬だけに、例年 のこの時期の中山の馬場はちょっと辛いかな。でも、今年の中山は例年ほど馬場が荒れていないという。 となればこの馬でも十分勝負になるはず。あの落馬というアクシデントがありながら、前走ジャパン カップでは差のない3着。やはり自力は相当なもの。クラシック時期にはオペラオーと3強を形成し常 に好敵手として戦ってきた。その馬がライバルのラストランで『俺を忘れるな!』と牙をむくかも知れ ないよ。 3番手、4番手には穴っぽいところでトウカイオーザとトゥザヴィクトリー。ともに鞍上に期すると ころが大きいね。特にオーザの方はあの名馬の兄トウカイテイオーと歩んできた道こそ違うが、ここへ きてやっとその片鱗が見えてきた。前走アルゼンチン共和国杯ではほんま強い勝ち方したよな。そこへ あのデムーロが騎乗とくればチャンスは十分zるんちゃうかな。トゥザの方は言わずと知れた豊騎乗で、 あのエ女杯の再現がないかな〜。確かに前走はドンケツだったが、かかったのが全て。全く競馬をして いない。折り合いをつけて上手く流れに乗れれば見せ場は作れるような気がするけどね。 あと押さえに実力ナンバーツーのメイショウドトウと今年の菊花賞馬マンハッタンカフェ。ドトウの 強さはわかっているが何か物足りん感じがつきまとう。それならば菊花賞後ここ1本に照準を絞ってき たカフェの方に魅力を感じるよ。 オペラオーの力で再び感動を与えてほしいね。 この一年間、競馬キャラクターをご覧いただき誠にありがとうございました。今年の成績はまずまず だったと個人的には満足しております。この予想だけを信じて馬券を買う方はおそらくいらっしゃらな いと思いますが、少しでも参考にしていただければ幸いです。来年もこの調子を持続させて、更なる邁 進をしていきたいと思いますので、まだまだ見捨てずにアクセスしてきてください。 本当に一年間ありがとうございました。それではまた来年、京都金杯でお会いしましょう。 みなさん、良いお年をお迎え下さい。 (佐々木敏守=フリーライター) |