本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、hiromi、パクラーレン西口 |
2002年3月22日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1997/02/04 |
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みなさん、先月のフェブラリーS予想より約1ヶ月のご無沙汰 です。フェヴラリーは予定通りと言うか、キッチリと外してしま いましたな。えへへ。笑い事ちゃうけどね。まあ、今年のG1も 始まったばかり、最後には何とか帳尻あわせするんで、見捨てん といて下さいよ。 さてその今週は、なんか盛り上がりに欠ける『高松宮記念』。 これと言ったスター不在が原因やろな。昨年のG1を沸かし続け た今年の4歳馬の中にスプリンターが居ないことも要因の一つや ね。なら順当に今までの実績を考えて予想するのが無難な気がす るね。中京で行われると言う事もあり、例年結構先行馬が人気す るんやけど、結果はほとんどが差し、追い込みで決まる。ゴール前残り10m辺りからガラッと一変す る。今年はちょっと雨が心配やけど、先行する人気馬はちょっと敬遠したくなるね。その辺を考えて俺 は実績、展開、動きどれをとっても一番と思われるトロットスターを本命に抜擢する。おそらく一番人 気になるだろうが軸はこの馬のおいて他には考えにくい。前走は59.5キロを背負って勝ち馬とコン マ3秒差の6着。斤量、休み明けの条件、そのレース前のドタバタの追い切りの動きを考えれば、十分 すぎるほどの自力を見せつけたんちゃうかな。今回は一度叩かれてガラッと一変してきたし、そうなれ ばやはり自力にモノを言わせ、キッチリと豪快な差し切りが決まりそうな予感や。展開的にも前でやり 合う馬が多く、この馬にはもってこいのレースになるんちゃう。おそらく後ろからくる馬には抜かれる ことのない出来になったと信じてるよ。 対抗にはこれも強烈な差しが決め手のサイキョウサンデー。3歳時には今回本命のトロットを食った 実力馬。年が明ける前まではなかなか完調に戻らなかったが、ここへ来てやっと実力通りの結果を残せ るまでの調子を取り戻してきた。馬群をぬって抜け出てくる勝負根性は魅力で、今の勢いをもってすれ ば一番でゴール版を駆け抜けるシーンも考えられる。 単穴にはこれが引退レースのスティンガー。初コース、初距離と不安も多いが、そこはG1馬の意地。 藤沢さんもここを使ってきたと言うことは、ある程度勝算をもってるんちゃうかな。心情的80%、自 信20%のご祝儀馬券ちゅうとこかな。まあ、この名牝の最後のレースだし、怪我もなく無事走ってく れれば良しとするけどね。 4番手には近走の実力を素直に評価してアドマイヤコジーン。展開面でちょっと厳しい感もあって評 価を下げたが、前走の勝ちっぷりを見ればそんな不安も吹っ飛ぶか?また出来に関しては文句なしで、 本当に力のあるところをここで見せつけられることが出来るか。あとは後藤がうまく乗りさえすれば結 果はついてきそう。 押さえには一昨年の出来に近づいて、一発の魅力十分なディヴァインライトと意外と人気がなさそう な昨年のスプリンターズS2着のメジロダーリング。特にメジロは控える競馬さえすれば上位との差は あまりないと思うけどね。 (佐々木敏守=競馬フリーライター) 蛯名よ。後ろから来る馬に抜かれたら承知せんよ!! |