本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、hiromi、パクラーレン西口 |
2002年4月12日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1997/02/04 |
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さて続いては、本題の牡馬クラシック第一弾『皐月賞』の予想 に入ってみよう。今年は先週の桜花賞の様な混戦ちゅうよりも、 ハイレベルの上位拮抗って感じが強いな。おそらくその下馬評の 高い上位5,6頭の中から勝ち馬が出ると思うし、今回に限って は『あっ!』と言う穴馬の台頭はちょっと考えづらいね。したが って、予想の方も必然的にその辺りを考えての印となりそうで、 ちょっと堅めの予想になるけど我慢してね。さてその上位馬の中 から迷いに迷ったあげく、やはり現段階で最も完成度の高そうな タニノギムレットを本命に抜擢した。新馬戦2着のあと休養明け で未勝利を脱出してからは、シンザン記念、アーリントンC、ス プリングSと重賞3連勝で力の違いを見せつけている。2000mの距離は今回が初めてとなるが、前 走を見ている限り折り合い面の心配は全くなさそう。とにかくあのバネの利いた走りはすさまじくスケ ールの大きさを感じるね。また今回は内枠に逃げ馬が揃ってタテ長のハイペースな展開的が想定され、 おそらく直線ではばらけた追い比べになるだろうから大きな不利によるアクシデントも少ないはず。そ うなれば確実に直線は差してくるよ。現時点では最もマイナス材料の少ない連軸馬というところかな。 対抗にはギムレットをも上回る差し脚が魅力のローマンエンパイア。前走弥生賞ではスローペースに 巻き込まれたにも関わらず、直線あの位置からよくぞ上がり33.7秒の脚を使って、あそこまで追い 込んだちゅう感じや。あのレースで一番強い競馬をしたのがこの馬やろ。あのレースの後、調教師が幸 四郎に下手な乗り方をしたとか言ってかなり怒りたおしたそうだが、現段階でこの馬の力が最も発揮で きるのは、あの乗り方ちゃうの?たしかにトライアルの乗り方ではなかったかもしれんけど、俺は幸四 郎をかばうね。あの一言で今回は馬ごみ中段の、経験のない位置での競馬をするような気がするし、そ うなればひょっとして末脚不発てな事が起こるかもしれんな。また後方から行けば直線届くかどうかの 競馬になるだろうし、どっちにしても少し不安材料があるな。まあ、ダービー向きの馬のような気がす るし、ここは2番手評価に止めるよ。 3番手には巻き返しを期待したい昨年の2歳チャンピオン、アドマイヤドン。休み明けの前走は、他 馬に脚を蹴られるアクシデントもあって3着と惜敗。一度叩かれたここで巻き返しなるか?そこが焦点 やな。今週の動きを見る限り、十分すぎるほどの出来に変わってきているし、きっと意地を見せてくれ ると思うよ。底力に期待した▲や! あと大外に入って『ガックリ!』のチアズシュタルクと未だ底を見せていないモノポライザーあたり までが圏内やろ。チアズの方は1戦毎に力を付けており、枠順発表前は2番手評価だったのに・・・。 とにかく枠順が悪すぎるわ。モノは熱発明けが気がかり。あの豊が大丈夫と言ってたが、やはり不安材 料には違いない。ともに実力は誰しもが認めるところやけどな。まあ馬券の対象はこの5頭までやろう けど、あえて穴を狙うとなれば、弥生賞3着のタイガーカフェときさらぎ賞を制したメジロマイヤー。 特にタイガーの方は鞍上がデムーロで魅力十分だし、何と言ってもタイガー、そう今年は阪神タイガー スやんか。あの快進撃に便乗せえへん手はないよ。(競馬と関係ないけど今日(金)の横浜戦、仕事早 めに切り上げて甲子園行ってきまーす。)でも同じ様なこと考えてる奴がおりそうやから、馬連オッズ は下がるかもな。 (佐々木敏守=競馬フリーライター) 今回は素直な予想でゴメンなさい。 |