本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、hiromi、パクラーレン西口 |
2002年5月23日(木) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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先週のオークス、ゴール前まで沸かしてくれたな〜。ゴール版 があと30m手前なら、チャペル−キャラットで久々の高配ゲッ ト!!てなことになっとたのに…・。外から黄色い帽子が飛んで きたときには『あ〜〜、うそ、うそ』って思わず声が出てしまっ たよ。勝ったスマイルトゥモローには悪いけど3着で我慢してほ しかったな〜。まあ、終わったことを言っても仕方ないけどね。 さて今週はいよいよ競馬の祭典『日本ダービー』や。ここに出 走するだけでも大変なことやのに、ここで栄冠をもぎ取ることが どんなに凄いことか。本当に関係者のみなさんには頭の下がる思 いがします。全馬とも無事何事もなくゴールを迎えられるよう健 闘を祈ります。 そのダービーの予想だが、注目はやはり豊鞍上のタニノギムレットに集まるやろな。G1連続3着、 それも不利を受けての結果。それさえなければ・・・の競馬が今回3度目の正直でうっぷんを晴らせる か?そこが焦点になるやろ。しかし俺の見解は2度あることは3度あるの方に賭けてみたい。確かにあ の末脚は十分すぎるほどの魅力やし、ダービー馬になるだけの器も感じる。しかし、この馬G1になる と惜しいところで勝ちきれない。そういった星の元に生まれてきた様な気もする。ツイてない馬はこん なもんやもんね。まあ、今回でハッキリするやろうけどな。ローテーション的にも過酷やし、さらに 2400mはこの馬にしては少し長いやろ。なら死角ありと見た方がええんちゃう?そこで俺は初の外 国産馬ダービー制覇の可能性を秘めるシンボリクリスエスを本命に推する。距離適性は前走の青葉賞で 立証済みで、未だ底を見せていない。強い相手とまだ戦っていない不安は残るが、それをはねつけるだ けの魅力がこの馬にはあるな。さらに鞍上岡部は過去に青葉賞勝ち馬でダービーに出走してきた時は必 ず連に絡んでいるという心強いデータも後押しする。東京コースも4戦3連対、3着1回とほぼ完璧だ し、今週の動きもさらに良くなっているとなればかなりの確率で連に絡むと読んでんねんけどね。甘い かな〜。まあ、ここは岡部の腕を信頼して心中するよ。 対抗には皐月賞馬のノーリ−ズン。実力については賛否両論だが、まぐれでG1を勝てるほど甘くは ないよ。皐月賞では展開に恵まれたと思っている人が多いと思うが、それだけでG1勝てるか?血統的 な裏付けもあるし、もう一度好走して『やっぱ強い!』と再認識させてくれるはずや。 単穴には先に述べたタニノギムレット。アッサリ勝たれても文句は言わないよ。 あとデザーモ騎乗で粘りが増しそうなマチカネアカツキ、忘れ去られた実績馬アドマイヤドン、NH Kマイルカップの勝ち馬テレグノシスを押さえに。 (佐々木敏守=競馬フリーライター) クロフネさえ成し得なかった歴史を変えてほしいね。 |