本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極、hiromi、パクラーレン西口 |
2002年5月31日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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先月のタニノギムレット強かったな〜。あの馬にはデータ的なジンクスもく そもないよな。ほんと脱帽です。まだまだこれから活躍しなアカンし、売り上 げに悩むJRAの発展のためにもケガのないようにだけしてほしいね。 さて今週は古馬短距離王を決める「安田記念」。今年もなかなかの好メンバ ーが揃い何が来てもおかしくないようなレースになるやろな。このレースは毎 年言っているけど単なる短距離、特にスプリンターでは全く通用しない。やは りあの長い直線を走り切るには1800m、いや2000mぐらいの距離をも こなせるだけのパワーが必要となるはず。そこで俺はこの難解なレースの主役 にダンツフレームを抜擢する。もともと1800m〜2000mがこの馬には 最も適距離だと思うし、なら東京のマイルは十分に守備範囲、いやピッタリち ゃうかな。前走京成杯は休み明けで距離も少し短かったにもかかわらず、見せ 場十分の4着と健闘した。今回は一度叩かれた効果、距離延長と全くのマイナ ス材料が見当たらない。間違いなく前走を上回る結果が残せると読んでんねん けどな。鞍上もこのところの活躍が目覚ましい池添とくれば見せ場以上の競馬 になるはず。昨年のクラシックを沸かせた実績馬がここで再度蘇るよ。 対抗には忘れ去られた2歳チャンピオン、アドマイヤコジーン。前走高松宮記念では人気通りの2着 とキッチリと結果を出した。最近では短い距離だけを使われてきてるが、もともとは1800mをもこ なしている。3走前の今回と同舞台の東京新聞杯では先行する形で逃げ切った。ここからこの馬はあの 2歳時の走りに戻ってきた。精神力がある馬だから自分のもっている力は必ず出してくれると思うよ。 高松宮記念からの馬は良積を残していないと言うイヤなデータはあるが、今の勢いで克服してほしいね。 3番手にはほんと強くなったエイシンプレストン。海外であれだけの活躍をしてきた馬がこんなとこ ろで負けていては恥ずかしい。ここはその名に恥じないような走りを見せてくれると思う。しかし国内 と言ってもやはりそこはGⅠ。何が起こるかわからんし、他陣営もそんなに甘く勝たしてくれる事はな いと思うね。まあ実績はNO.1だしその通りの結果を残してくれても文句はないよ。 あと、荒れることを前提に芝路線に変更してからの活躍には凄まじいものがある上り馬グラスワール ド、今回で復帰の予感が漂うトロットスター、海外からの参戦で一儲けも目論むレッドペッパー、ジュ ーンキングプローンあたりに高配を託す。 (佐々木敏守=競馬フリーライター) 見応えのある、直線追い比べを見せてくれそうやな。 |