本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドル)、ペキン山極(きゃらスタ)、hiromi(LOVE2002)、マイラー西口(ツバイ) |
2002年9月27日(金)発行 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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みなさんご無沙汰。またまたG1の季節がやってきたな。春の調子が悪か った人は『秋こそは!』と、春の調子がよかった人は『この調子で!』とさ ぞかし思っていることでしょう。そんな洋々な思いの中、年末の有馬記念ま でのGⅠ12戦、俺と一緒に楽しみましょ。 さてその秋のGⅠ第一弾は究極のスプリント戦『スプリンターズステーク ス』。通年の中山からJRA始まって以来の新潟でのGⅠとなかなか見所が 多そう。ちょっと寂しい頭数やけど内容の濃いレースになるんちゃうかな。 ちなみに春の実績馬対夏の上り馬ってな図式かな。まあ当日の馬場状態も大 きく左右されそうなメンバーやし、その辺を考慮して予想せんとね。ズバリ 俺の本命馬はアドマイヤコジーン。安田記念を本線1点目で高配ゲットさせ てくれた恩もあるし、何と言っても今年の成績が4戦3勝2着1回とほぼ完 璧。完全に忘れられた2歳チャンピオンが蘇った。心配される距離短縮だが、 休み明けという事を考えればかえってプラスでは?と俺は思うな。早い時計 の決着も若干心配されるが、幸い当日の馬場状態も少し渋りそうだし、この 馬にとってはもってこいの状態になるはず。年内で引退も決まっており、鞍上後藤も残されたレース は『全て勝つ!』と意気込んでいる。ここはその言葉を信じてみましょうや。 対抗には夏の上り馬ビリーヴ。前走のセントウルSなんか見てるとほんま強なったな。そこへもっ て鞍上が世界の豊とくれば怖いもんなし。おそらく断トツの一番人気やろうけど、それもうなずける わな。しかしGⅠ初出走、豊も新潟競馬初騎乗、馬場状態と不安がないこともない。有力馬の中では 最も順調に来ていることは間違いないが、配当的な妙も考えて今回は2番手評価にとどめさせてや。 しかし、連軸と言った意味ではやはりナンバーワンや。したがって馬券はコジーンからビリーヴへの 馬単1点で男の子になってみよ。 3番手には未知の魅力でサニングデール。あの春の高松宮記念の覇者ショウナンカンプを前走函館 スプリントで破った。たしかにカンプは本調子でなかったかも知れんが、並の馬では出来る技ではな い。それも今まで前々での競馬ではなく、危なげなく差しきったところに魅力を感じる。おそらく今 後のことを考えて鞍上祐一が体で教え込まそうとしたんだろうけど、これを軽くクリアするところに 器の大きさを感じた。持ち時計的には少し苦しいが、そこは成長著しい3歳馬。『あっ!』と驚かす かも知れんよ。 あと、今の勢いを考えれば軽視できないゴールデンロドリゴ、夏負けの兆候から立ち直った春のス プリント王ショウナンカンプ、実績は侮れないトロットスターあたりが押さえかな。 (佐々木敏守:フリーライター【大阪日日新聞連載ほか】) 秋初戦、ここは何とかモノにしたいね。 |