本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドル)、ペキン山極(きゃらスタ)、hiromi(LOVE2002)、マイラー西口(ツバイ) |
2002年10月18日(金)発行 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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先週の秋華賞、やはり堅く収まりましたな。やっぱファインモーションは強い。 その一言のレースやったし、何の心配もなく見ていられたよ。次走はエ杯らしい けどまたまた強いファインを見れるんちゃうかな。久々のスターホース誕生ちゅ う感じがするし、このまま故障もなく無事に成長していってほしいわ。そして世 界に飛び立っていってほしいね。 さて今週は先週と一変して主役不在の『菊花賞』。ダービー上位馬が不在で何 が来てもおかしくないメンバー構成となってるな。しかしやはりそこは菊花賞。 いくら混戦と言っても、とんでもない馬が勝ちきる可能性は薄いやろ。そこで俺 は、このレースで完全復活を遂げそうなアドマイヤマックスを本命に抜擢する。 春はクラシック候補と騒がれながら、故障で早々と戦線離脱。9ヶ月の休み明け で挑んだ前走セントライト記念ではキッチリと2着で自力を証明した。前走も前 が壁になる不利を受けなければ、おそらく勝ちきってたと思うな。あのレースを 見た時から菊の本命はこの馬に決めてたよ。今週も更なる上昇を予感させる動き で一度使った上積み十分。距離は未知数だが、サンデーにノーザンと言う血筋か らおそらく大丈夫!また展開的にも直線瞬発力勝負になりそうやし、大外から一気に抜け出してくるマッ クスの雄志が目に浮かぶで! 対抗にはちょっと穴っぽいところでレニングラード。鞍上も騎乗停止からやっと戻ってきた池添。その 騎乗停止の原因となった神戸新聞杯でこの馬に騎乗してたんやけど、結果は4位降着で5着。しかし内容 的にはまったく悲観するものではない。むしろ距離が伸びてこそ!ちゅう感じがするんやけどね。鞍上池 添も騎乗停止の悔しさを秘めて虎視眈々と一発を狙ってるはず。スタート後のスタンド前までに掛かるよ うなことがなく、上手く流れに乗れれば十分勝負になるはずやで。 3番手には鞍上に敬意を表して皐月賞馬のノーリーズン。このレースは皐月賞馬が強いレースになって るんやけど、この馬はどうか?やっぱ俺は距離にもの凄く不安があるねんけどな。陣営は『距離が伸びれ ば伸びるほどいい』と強気のコメントをだしているが…?鞍上の豊は自身のホームページで『2000m がベスト!』とハッキリ言ってるのが引っかかるしな。まあ、先週もそのHPのコメント鵜呑みにして、 チェペルコンサート信じたらブッ飛んだからアテにはならんかけどな。しかし、この長丁場は騎手の腕が かなりのウェートを占めるのも事実やし、ここは馬の力じゃなく豊の腕を信じての単穴評価かな。 4番手評価は立て直しの効果が現れそうなアドマイヤドン。何といっても昨年の2歳チャンピオン。春 は無理をして使い詰めだったが、間隔をあけて本来の動きが戻ってきたな。少なくとも春の出来とは比べ ものにならない程、状態はよくなってるし、決めて勝負ならこの馬も負けてはいないよ。 あと、いくら勝っても人気の上がらないバランスオブゲームと昨年の菊花賞で波乱の主役を演じたマイ ネルディスポットと同じペンタイア産駆で同じマイネル冠のマイネルアムンゼンが押さえ。共に前走セン トライト記念の上位馬で、素直に自力は評価してもええはず。特にマイネルの方は全く人気がないだろう し(騎手のせいか?)、昨年の再現として穴馬にはもってこいやと思うよ。何とか3連複の波乱を演出し てくれへんかな。(佐々木敏守:フリーライター【大阪日日新聞連載ほか】) マックスの完全復活する舞台は整ったよ。 |