本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドル)、ペキン山極(きゃらスタ)、hiromi(LOVE2002)、マイラー西口(ツバイ) |
2002年11月8日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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1週間の間が空きましたが、みなさんお元気でしたか?G1がないと何とな く平穏な1週間がおくれるね。まあ、このひと休みも今週で最後や。これから は気の抜けない6連戦が始まるけど財布の中が空っぽにならないように、がん ばっていきまっしょい。 さて今週は最強牝馬決定戦の『エリザベス女王杯』。3歳牝馬の怪物出現で 他陣営が恐れをなしたか13頭と例年に比べ頭数の少ないレースになったね。 このレースは3歳馬の連対率が非常に悪いレースやけど、今年はどうなんかな? 結論から言うと全く関係ないね。そうみんなも同じ気持ちやと思うけどファイ ンモーションがいるもんね。馬券を考えれば思い切って◎を打たない手もある が、どう考えてもその根拠がないよ。あの強さを見れば古馬との壁なんかこれ っぽっちも感じんやろ。どれだけ強くなるか末恐ろしいが、現地点でも十分最 強牝馬の風格漂ってるよ。今週の追い切りでは、かなり行きたがってたところ を見せていたが、本番になれば鞍上豊がキッチリとレースを運ぶやろうし、ア クシデントさえなければ99%連には絡むよ。まあ、あえて不安材料をほじく るならやはり折り合い面かな。古馬との初対決でテンションが上がってしまえば、ひよっとして?てな 事が起こるかもしれんけど可能性はかなり薄いね。まあ、菊花賞のように競馬は何が起こるかわからん から、絶対とは言えないけどね。馬券はファインからの馬単、馬連では高配は望めないので、ファイン を軸とした三連複がベストやろな。 対抗、単穴には脚をためて直線勝負に賭けるローズバドと前走中山牝馬Sをアッサリ制したダイヤモ ンドビコー。バドは展開面には注文が付くが、京都外回り2200mは条件的にはピッタリ。今週の動 きでも全盛期の出来に仕上がっている様に見えたし、昨年2着の再現が起こるような気がするよ。前走 中山牝馬Sで6着と惨敗した結果で今回は人気を落としそうだが、これは直線入り口で他馬のムチが顔 に当たって走る気をなくしたらしい。負けた敗因がハッキリしてるなら、人気を落とす今回を狙うのが 鉄則やろ。ビコーの方は何と言っても鞍上ペリエが魅力。豊も馬よりペリエが怖いんちゃうかな。ファ インを負かす大波乱があるならこの馬のような気もするが、逆にそこが落とし穴。脚質的にファインと 同タイプのこの馬でペリエが勝ちに行く競馬をすれば、早めに動かざるえないし、そうなれば直線半ば で力尽きるってな事になりかねんよ。距離の2200mもこの馬には少し長いと思うし、折り合い面で も心配が残るしね。まあその辺りを克服するのがペリエやろうし、また『あっ!』と驚かすかもしれん ね。 あと、勝ち味に甘いが直線勝負に賭ける昨年のオークス馬レディパステル、一度使われて断然気配が よくなった京都巧者のチャペルコンサート、人気薄の単騎逃げでゴール前まで楽しめそうなユウキャラ ットあたりが連の押さえかな。 (佐々木敏守=競馬フリーライター<大阪日日新聞ほか>) 今回も何馬身差で勝ってくれるか楽しみやね。 |