本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドル)、ペキン山極(きゃらスタ)、hiromi(LOVE2002)、マイラー西口(ツバイ) |
2002年12月20日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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さあ、今年最後のG1『有馬記念』が始まるね。サンデーの死去、マンハッ タン、ギムレットの引退など今年もいろいろなことがあったけど、いよいよ 2002年最後の大一番までやってきたよ。その大一番を締めくくるのは一体 どの馬か?焦点はそこだけやな。史上初の無敗のグランプリホースの誕生、昨 年の年度代表馬の貫禄、天皇賞馬の意地、ファン投票一位のラストランなどそ の締めくくりに値するだけの馬がそろってるよな。何がきてもおそらく感動を 与えるレースになると思うし、最後の最後でドラマが生まれるやろ。 その主役として俺は迷いに迷ってシンボリクリスエスを選んだ。秋になって から使い詰めな感がいなめないが、馬のほうはその言葉を無視するかの様に至 って元気そのもの。前走JCでは出遅れがひびいて、ハナ、クビの3着と残念 な結果に終わったが、日本馬としては最先着を果たし力のあるところは十分見 せつけた。前回、悔やんでも悔やみ切れないで落ち込んでいた世界のペリエを 今回再び起用し、雪辱を期すはずやで。幸い枠も1番と今の中山コースで最も 馬場のいいところを通れるし、ペリエもその辺りを充分考えて内ラチをロス無 くぴったりと回ってくるはず。後は直線でどれだけ伸びてくるか?見えない疲れさえ無ければ必ずや連 に絡んでくるよ。ここを勝って今年の年度代表馬は頂きや! 対抗にはジャングルポケット。こちらを本命にしようか最後まで迷ったが、やはり小回りコースの適 性と父トニービン産駒の中山相性を考えて2番手評価にとどめた。しかし、一度叩かれた効果が確実に 出るのがこの馬の特徴で、今回も例外ではない。鞍上も目一杯追える藤田に乗り代わって不気味さ充分。 今までと違ったジャングルが観れるかもしれんよ。馬単で勝負するなら間違いなくこの馬からや。 問題は3番手評価に落としたファインモーション。この馬の強さは誰しもが認めるところでまともに 走れば当然勝ち負け、いや勝ち切るやろ。今回はこの馬が逃げるような展開に持ち込みそうだし、折り 合いさえつけばそのままゴールを駆け抜けるんちゃうかな。ただ俺はもしこの馬が国内で負けることが あるとすれば今回だと思っている。そこに一発賭けてみようと思うな。今まではアッサリ勝ってきたが、 今回は今までとメンバーが違う。牡馬一流馬との初めての対戦、初長距離輸送、荒れ馬場とクリアしな ければアカンことも結構あるし、簡単にはいかんような気もするよ。まあ、そこをアッサリ勝つのが名 馬だし、またこの馬にはその資格が充分あるのは確かやわ。簡単に勝ち切られたら素直に祝福するし、 その歴史的瞬間をみたい気もするよ。 あとコイントス、ナリタトップロード、エアシャカールが上記3強のうちの一角が崩れた時の3連複 の押さえ。特にトップロードには評価が低くて申し訳ないが、何と言っても雨予想がね。思い入れはど の馬に比べても一番なんだけどな。でもこの馬にとってはラストランになるし、とにかく無事に走り終 えて欲しい。オペラオーという怪物に阻まれ続けた競争生活。人馬とも本当に大変だったと思う。よく ここまで頑張ってこれた事はみんなも認めているよ。もしここで勝つようなことがあればそのときはき っと涙してると思う。がんばれ!!トップロード。本当にご苦労さんでした。 今年も一年間ご購読ありがとうございました。 お陰様でアクセス数も目標であった8万件を大幅に越えることが出来ました。 ひとえにファンの皆様方のお陰でございます。 来年はまた正月をはさみ、1月5日の金杯からお会いすることとなりますが、 それまでの間、お体にお気をつけて良いお年をお迎えください。 本当に一年間ありがとうございました。 See you Again。 (佐々木敏守=競馬フリーライター) |