本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドル)、ペキン山極(きゃらスタ)、hiromi(LOVE2003)、マイラー西口(ぷりぷり競馬) |
2003年10月24日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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おめでとう!!とうとうやったね。そう先週のスティルインラブよ。新馬戦を見て『ひょっとしてこの馬桜花賞取れるんちゃうか?』と思ってから追いかけ続けてきたが、なんと三冠まで取りよった。ほんと凄いわ。俺の目に狂いはなかったね。なんたって鞍上幸の成長が一番。彼の騎乗なしではこの三冠もなかったと思うよ。ほんとにおめでとう。まだまだこのコンビで大きいところを狙えるはずだし、今後の古馬一線級との対決が今から楽しみやね。 さて今週も先週のスティルと同じく牡馬三冠達成への期待が高まる『菊花賞』。ダービー上位馬が揃って出走してきておりワクワクする好メンバーが揃った。しかしやはりそこは菊花賞。いくら混戦と言っても、とんでもない馬が勝ちきる可能性は薄いやろ。そこで俺は迷いに迷ったが三冠馬誕生への期待を込めてネオユニヴァースを本命に抜擢した。実はオレ的にはこの馬あんまり強いとは思ってなかってん。春はクラシック二冠となったが、何か地味な印象やったしね。まぁでも弱かったらダービー勝てんし、ここまできたら三冠取らせてあげたくなってきたからね。正直前走神戸新聞杯で直線伸びを欠き3着に終わったあのレースを見て、やはり菊は難しいかな?と思ったが、今週の動きを見てビックリ!!動きが一変してるわ。やはり前走は春の疲れじゃなく、仕上がり途上での結果やったんやな。それならやはり上積み必至の今回は二冠馬の底力を十分に見せてくれそうや。3000mは未知だが、一度叩かれた今回は、前走のような折り合いに欠くことはないはずだし、距離的には全く問題ないね。何と言ってもどんなレースでも対応出来るセンスを持ってるもんね。その辺は鞍上デムーロも十分理解しており、自信満々のコメントを連発してるよ。ここは何とか先週同様、歴史に残る名馬の誕生を見たいよね。 対抗にはまだまだ見限れない俺のマイホースザッツザプレンティ。中距離ではキレる脚がないため、あと一歩の競馬が続いているが、この3000mで変わってこないか?間違いなく距離が伸びてスタミナ勝負は歓迎のはずや。今週の追い切りも動きよく素軽さが出てきた。他馬が距離のカベに泣く分だけこの馬が優位になってくるんちゃうかな。何より鞍上アンカツが魅力だし、前々で粘り込む競馬をすれば波乱の主役になりえるよ。 三番手には前走神戸新聞杯でほんと強い競馬をしたゼンノロブロイ。ダービーでは本命を打って、今回も上記2頭と併せてどの馬を◎にしようか悩んだが、今回は血を重視して3番手評価に落とした。菊花賞を制する馬は翌年の天皇賞(春)でも必ずや活躍するが、この馬と(春)天はどうもイメージがしっくり来ないね。古馬最強馬のクリスエスとだぶると言うのもあるけど、やはり2400mまでで力を発揮する感じがするけどな。まあ、クラシックに積極的じゃないあの藤沢さんがここへ挑んできたわけだから、勝算は十二分にあると思うけどね。おそらく一番人気になるだろうし、三冠を阻止する一番手には違いないやろ。 あと春は喉なりでまともに走れなかったリンカーンが4番手。距離がどうか?の心配はあるが、素質は一級品。前走でも不利がなければ3着はあったはずだし、上位人気馬をまとめて負かすのならこの馬かな。さらにデビュー当時の末脚が忘れられない一発狙いのマッキーマックス、父の血を受け継いてこの距離ならトップガン産駒のチャクラ辺りが押さえや。 (佐々木敏守=フリーライター。大阪日日新聞ほか連載) |
GⅠ第64回菊花賞 平成15年10月26日(日)京都競馬場 第11レース
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