本紙解説:佐々木敏守(フリーライター=大阪日日新聞ほか) 予想:木屋楽太(アイドルライター)、ペキン山極(おはよう!きゃらスタ)、シスターHIROMI(フルーツムーン)、マイラー西口(ぷりぷり競馬) |
2004年4月30日(金) 発行所:モーニングプロダクション 企画元:佐々木敏守オフィス Since 1996/10/27 |
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みなさん1週間のご無沙汰です。先々週の皐月賞どうでしたか?まさかダイワメジャーとはね。怖い1頭には間違いなかったけど、あそこまではまるとはね〜。まぁ展開が味方した感もあるが、素直にダイワメジャーと鞍上のデムーロに祝福しましょ。 さて、今週は古馬長距離ナンバーワンを決定する『天皇賞』。既にちまたでも騒がれているとおり、4強ムードの漂う今年の春天。はたして人気通りおさまるのか?答えは『イエス』やね。どう考えてもあの4強の中から勝ち馬が出るんちゃうかな。いや、それ以上にワン、ツー決着の確率が高いやろ。スプリント、マイルと違って長距離はほとんど紛れがなく強い馬がその通り強い勝ち方をする。またそうでなくてはならないというのが俺の持論でもあるよ。この天皇賞も例外ではないで。ではその3強からどの馬が勝つのか?おそらくリンカーンやろ。 当日は1番人気になると思うが仕方ないやろ。強い物は強いんやから。前走阪神大賞典では、あの菊花賞馬ザッツを並ぶまもなくアッサリと撃破。確かにザッツとの斤量差2kは優位であったが、あの勝ち方を見る限りまだまだ余裕があった。あそらくヨーイどんの競馬になれば、同斤量でもあのキレならまず負けないんちゃうかな。鞍上ユタカもこの天皇賞は13回騎乗して[5.4.3.1]とほぼ完璧。3着をはずした時は確か11番人気やったと思うよ。上位人気のときは100%複勝圏内に絡むもんね。血統的にも距離の心配もなく、馬体を見ても皮膚が薄く胴長と、生粋のステイヤーやろ。これだけ条件揃ってるのに逆らったら、お金儲けは出来ないよ。 対抗には前走そのリンカーンに負けたザッツザプレンティ。この馬だけは対抗評価以下には落とせんわ。やっぱ去年からの思い入れがありすぎるよ。菊花賞馬がめっぽう強いこの天皇賞。この馬も例外ではないよね。坂のある平坦コースで3000m以上の重賞はこの天皇賞と秋の菊花賞しかないもんね。やっぱり実績は大事やね。したがって昨年の菊花賞のようなレースが出来れば、ザッツにも十分勝機はあるよ。有力馬の標的になる辛さはあるが、鞍上アンカツもそのあたりは十分わかっているはず。要は自分の競馬ができる展開になるかどうかで着順が決まってくるよ。 3番手には4強に割って入るとしたらこの馬、シルクフェイマス。まだ4強と対戦していない魅力で評価をあげた。GⅠ初挑戦、2400m以上を経験していない等克服しなければいけない事は多いが、何とかそこは遅咲きの血でカバー出来ないか?父マーベラスサンデーも同じような道を歩み、結果は4着だったが、それを越える未知の可能性に期待したいね。折り合いさえつけば距離は大丈夫と思うし、何とか5歳馬の意地を見せてほしいね。 あと、関東の代表格でクリスエスの後継を目指すゼンノロブロイ、2冠馬の意地を見せつけたいネオユニヴァース、展開がはまった時は勝ち負けになってもおかしくないファストタテヤマを押さえに。 いづれにしても人気通りの着順でおさまるような気がするから、穴党の人でもあまり冒険せん方がええんちゃうかな。 (佐々木敏守=フリーライター・大阪日日新聞連載ほか) |
GⅠ第129回天皇賞(春) 平成16年5月2日(日)京都競馬場 第11レース
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